むかしむかし。

ある森の中の朽ちた廃屋に、猫と鼠達が住んでいました。

猫は化け物でとても強く、頭が良く、
しかも決して死ぬことがありませんでした。
決して老いる事はなく、その家の中では王様だったのです。

それに引き換え、鼠達は弱く、化け猫の餌でした。
生まれては喰われ、生き残ってもすぐに老い
子を産んでは死んでいきました。

化け猫はとても狡猾ですから、すべての鼠を食べ尽くす事はせず
いつも何匹か残しては子供を産ませ続けました。

決して老いる事が無い化け猫は、そうやって何年も
その家の中で暴君としてその力を振るい続けました。

だから、いつしか奢ってしまったのです。

だって鼠達の数が少しずつ、でも確実に増えている事に
気付かなかったんですから。


ある日のこと。

大嵐の夜、朽ちた廃屋は大きな音を立てて倒れてしまいました。
化け猫は崩れた家の柱に挟まれて、身動きひとつ取れません。

その時初めて化け猫は気付きました。
自分を取り囲む無数の赤い光に。

それは鼠達でした。密かに数を増やし
やがて数え切れない程に膨れ上がった鼠達は
この時とばかり猫に襲い掛かりました。

今までの恨みを晴らすかのように
その歯を猫に突き立て、引き裂き
食べ尽くしてしまいました。

生まれて初めて腹を満たした鼠達は
朽ちた家を捨て、森に散らばり
更にその数を増やし、今度はその森の王者として君臨していきました。

しかし鼠達は忘れていました。
自分たちの食べたものが、化け猫だったという事。

解かるはずがありません。
その身が受けた呪いを。





注意 !!CAUTIONS!! 注意

この「The End of the World」にはいくつかの残酷表現が含まれて居ます。
その辺をご理解頂き、お読みいただければ幸いです。
特に話が進むうちに、どんどん濃くなって行きます
(いろんな意味で未完成ですが/汗)
ほんとにスミマセン。











「The End of the World」とは。初めにお読み頂けるとこれ幸い。(解説・設定・用語集等)





!NEW!ー予告編ー!NEW!

私達は闘う。この子達の贄となりて」








自惚れるな。ヒトはそんなに自由じゃない」


1.序夜  2.開夜  3.第一夜  4.第二夜  5.第三夜  6.第四夜





「あなたはわたし。わたしはあなた」

J「NEXTOR(ネクトル)」 K「OVERDRIVE(オーヴァードライヴ)」 

L前編「Mors tua(モルス・トゥア)」

L後編「Vita mea(ウィータ・メア)」〔 2 3〕(完結)






「分岐点って、あるじゃない?」






「水面に揺れる月の様に、螺旋の淵に消え行く者共」

1.上弦   2.下弦

[COMMING SOON]






「せかいのはてには、なにがあるの?」

1.「捨てられ姫」  2.「スラーズ・マリーツァ」  3.「マルスの娘」  4.「ベヒモス」  5.「サンタ・サングレ」

[COMMING SOON]






本文中に使わせていただいております各素材作家様。(アルファベット順)

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